2026年4月10日
寿司の本気度が高い都市ベスト5(日本人が選んだ)
日本人の利用者が「ここなら食べられる」と認めた寿司店のデータから、都市別の本気度を集計した。魚の鮮度、シャリの握り、職人の腕——総合的に評価が高い都市はどこか。5位まで見ていこう。
1位 バンクーバー(カナダ)
トップはカナダ西海岸の港町。日系コミュニティの歴史が長く、太平洋の新鮮な魚が手に入る環境が寿司文化を支えている。市内には日本人板前が握る店が複数あり、ネタの選定から食器の選び方まで、細部へのこだわりが現地の日本人から高く評価されている。「日本の寿司店さえも凌駕する」という声が出るほどだ。
江戸前の技術を受け継ぐ店も安定した支持を集めている。注文後に握る丁寧なスタイルが、パック寿司に慣れた土地では際立つ存在となっている。
2位 ベンガルール(インド)
意外に思えるかもしれないが、IT都市として知られるこの街には、日本企業の駐在員が多く暮らしている。その需要に応える形で、日本の味をそのまま再現する店が複数営業している。価格は高めだが、遠く離れた地で「日本と変わらない」と評価される味を出し続けるのは容易ではない。
寿司だけでなく、天ぷらやうどん、おせち料理まで手がける店もあり、幅広いメニューで日本人の胃袋を支えている。過去に課題もあったが、近年は改善が進んでいる。
3位 台北(台湾)
日本統治時代の影響もあり、台湾の寿司文化は独自の発展を遂げてきた。現地の食材を活かしながら、日本式の技術を守る店が評価を集めている。数年前はコストパフォーマンスで注目された店が、最近では食材の質とサービスの丁寧さで再評価されるケースも見られる。
職人的な空気感を残す店は、日本では失われつつある雰囲気を求める利用者に支持されている。店主の人柄と技術が、リピーターを生んでいる。
4位 パリ(フランス)
ヨーロッパで唯一ランクイン。パリには高級寿司店が複数あり、日本人板前が腕を振るう店も少なくない。フランスの魚を使いながら、日本の寿司に勝るとも劣らない品質を実現している店が、駐在員や旅行者から厚い信頼を得ている。
一方で、親しみやすい価格帯で本格的な味を提供する店も人気だ。最近は混雑が課題となっているが、それだけ支持されている証拠でもある。
注文後に握るスタイルを貫く店は、パックで売られる寿司が主流の土地では貴重な存在だ。席が狭いという難点はあるものの、味と技術で評価を得ている。
5位 デリーNCR(インド)
首都圏にも日本企業の拠点が多く、寿司店の需要は高い。握り寿司やエビ天ぷらといった定番メニューの完成度が高く、日本の味に近いと評価されている。アルコール提供の課題は残るものの、清潔感のある環境が好評だ。
開店当初は高評価を集めた店も、最近では品質の安定性に課題を抱えている。インドで本格的な日本食を維持することの難しさが垣間見える。
HONMONOのデータが示すのは、必ずしも日本人が多い都市が上位に来るわけではないということだ。現地の食材を活かしながら、日本の技術を守る姿勢が評価されている。